2014年5月28日水曜日

「キャッチボール」

2014528



「フリスビーをして遊ぼう。」
ゆう君が言った。この日はジャパヌシーの練習をブリーズグラスでした。その後すぐ横の芝生にシートを敷いてお弁当を食べた。次郎のお誕生日だったので、デザートにお父さんが買ってきてくれたイチゴケーキを食べた。美味しかったが次郎は下のクッキーが嫌いだった。
 食べ終わったらゆう君が持ってきたフリスビーでパスをして遊んだ。芝生にテニスボールが転がっていた。テニスボールでパスをする方が面白いので、それでパスをした。こういうゲームを考え出した。
 それはテニスボールを誰かが取れる範囲に投げる。それをキャッチできなかった相手はゲームオーバーになるのだ。
 途中で知らない子のワラエビンが加わった。
野球をやるが誰もちゃんとしたルールを知らないのですぐやめた。前のゲームをやっていたらいつの間にかワラエビンが帰っていた。
残りの人は野球帽をグローブ代わりにしてパスをした。
帰り道の車の中で、ボールを投げ過ぎて右肩が痛いことに気が付いた。

僕はグローブをしてパスをしたときが一番楽しかった。

2014年5月21日水曜日

「地理の要約」

2014521日 

「はい、では今から30分で教科書の説明を読んでそれの要約を書きなさい。」
先生は言った。
地理の時間だった。
 今、生きていくのが難しい地域について学んでいるのだ。砂漠、氷土、山と島について学習している。それぞれサハラ砂漠、グリーンランド、ヒマラヤ山脈とグロア島を例にして学習した。なぜかグロア島だけは究極な例ではない。
 一つの例につき、一つの要約を書いた。その中からクラスで一番良い要約を授業のまとめにするのだ。今までやった3つの例の中で、3つとも僕がクラス1だった。
 グロア島は4人のグループになって要約を書いた。
ところが、僕のグループでは、僕とノア君だけで書いて、他の二人は遊んでばかり。かえって僕たちの邪魔になっていた。セバスチャンとレアだ。ぼくは行かない宗教合宿に持っていくお菓子のことを、その二人はしゃべっていた。
それでも僕とノアは要約を完成させることができた。クラス1の要約だった。これでぼくは4回もクラス1だった。

書き終わっていなかった子は、木曜日までの宿題になっていたので、セバスチャンとレアは後になってしゃべっていたのを後悔したが後の祭りだった。

「友達と登山」

 友達と一緒に山登りに行った。モンヴェリエという山に登った。登る時三つのグループに分かれた。それぞれ違うペースで登った。ぼくのグループは、僕、次郎とY君だった。ぼく達はできるだけ近道を通っていた。草笛を吹きながら登った。待ち合わせの駐車場に着いた。後のグループより10分くらい早く着いた。ぼく達は草笛を吹いていたので、他の子たちは
「なあんだ、草笛の音だったんだ。変な鳥の鳴き声だと思ったよ。」
と言っていた。
 みんなそれぞれ持ってきたおやつを食べた。
 М家と、AちゃんとMちゃんは見晴らし台まで登った。みんな自分でもよく頑張ったなあ、と思っていたみたいだった。見晴らし台からはアヌシー湖全体が見えた。下山の時、またグループ毎に分かれた。走って、近道を通りながら下りた。途中、山道を蛇が横切っていた。それは長さが50センチくらいあって、頭が三角形だった。緑と青色が混ざったような色だった。後でお母さんに聞いてみたら、クサリ蛇だとわかった。噛まれるといけないので、蛇が行ってしまうのを待ってから通った。
 ぼくのグループは一番に水飲み場に着いて、水をガブガブ飲んだ。
 ほかのグループを待っている間、おじいさんたちが集まってしていたペタンクを見ていた。他のグループも結構早く着いた。

 ぼく達は剣道の稽古があるので、みんなが着いたらすぐに別れた。

2014年5月7日水曜日

「デカい相手」




















201457日 

準決勝前、僕は腕を回したりして準備運動しながら相手を観察していた。
「うへっ、でかっ」
そう思わずにはいられなかった。
なにしろ相手は1メートル70センチもあるのだ。ぼくより30から35センチも大きいのだ。        
「始め」
審判の掛け声とともに二人とも立ち上がった。
僕は返し胴と面を決めて勝った。
その後、
「なんだあのちびは」
と言っているのが聞こえた。
ぼくは
「ざまあ見ろ、小さいからって見くびるな」
と思った。
試合の後、タイマー係だったお父さんが
「よかったよ、あの返し胴は。その時先生や審判たちが「オーッ」と言って驚いていたよ。」
と褒めてくれた。
ぼくは、
「そんなこと全然聞こえなかったよ。サンドラも応援してくれたって言ってたけど、それも聞こえなかったよ。」
「たぶんすごく集中してたからだと思うよ。」
残念なことにぼくは決勝で負けてしまった。
この準決勝が、ぼくの一番調子のいい試合だった。