2014年9月30日火曜日

「ジャイロスコープ」

2014929





土曜日、クリュニー修道院に行った。
 ぼくたちはまず、フロマージュ塔(チーズ塔)に登った。フロマージュ塔はクリュニーの昔の城壁の見張り塔のひとつだった。
 次に修道院を見た。クリュニー修道院は900年ごろから1200年頃まで、3回にわたって拡大されていった。もとは、アキテーヌ公ギョーム1世が建てたのだ。最終的には長さ約190メートル高さ約40メートルもあり、サンピエトロ大聖堂ができる前までは、ヨーロッパで最大の宗教建築物だった。
 しかし、今はもとの面積の10パーセントくらいしか残っていない。ぼくは倒れないための仕組みに驚いた。それはアーチにかかる外向きの力を支えるために、主塔のアーチの横にほかの少し小さいアーチを作ったり、つっかえ棒みたいなおもりをつけたりしていたことだ。
 帰る前に、国立高等工芸学校の展示を見た。そこでジャイロスコープを見た。
 家に帰ったら自転車のタイヤで、ジャイロスコープを作ってみた。タイヤの軸を両手で持ってタイヤを回し、片方の手を離すと、軸が水平のまま水平回転をし始める。しかも水平回転を速めようとすると上の方に起き上がり、遅くしようとすると下向きに倒れた。なぜこうなるかはわからないが、お父さんによれば、高校や大学で習う物理の勉強らしい。


2014年9月18日木曜日

「なんか知ってる人がいる?」

2014917


「はあ疲れた。ここらへんで昼食にしようか。」
ぼくたちは日曜日U村の剣道の練習に行った。その後ちょっと山登りでもしようと思って道場の近くの山に登り始めた。ここで昼食をとることにした。
 食べ終わったところだった。
「あっ、なんか知ってる人がいる」
と言う声に、下の方へ眼を凝らしてみると、cさん一家が登って来るのが見えた。偶然の再開に驚き、挨拶をかわした。一緒に登り始めた。
 いつもと変わらず、ぼくとfがyくんの付き添い。お母さんとcさんは二人でしゃべりながら。そしてお父さん、弟、mちゃんが一緒に歩いた。
 どのくらい登ったかわからないが、小川の幅が広くなっている所にたどり着いた。暑かったので男子はパンツいっちょうになり、水に入った。ところが足を入れた途端じーんとなって足がしびれるくらい冷たかった。みんなひとりずつ全身をつけた。神経が麻痺しそうだったので、すぐに上がって着替え、また歩き出した。
 またまたどのぐらい歩いたかわからないが、道が枝分かれしてて片方には「滝」と書いてあった。
 道は崖をくりぬいてできていた。その道を進んで行くと、滝が頭上から下の方へ落ちていき、トンネルのようになっていた。

おお、と思ったがなんだか看板に書いてあったものより小さい気がした。まだ道が続いていたので進んで行くと、今度こそ迫力のある滝が見えた。頭上に十数メートル、滝壺まで70メートルくらいあった。

これを見たらもう十分。時間もたっていたのでもう帰ることにした。

 帰り道、yくんは木切れを拾って持って帰ろうとしたので、fに怒られて全部捨てさせられた。